葬儀は家族葬が心が落ち着く。

身内の葬儀となるといろいろ大変ですよね。
葬儀の当事者なんてそうそう経験するものではありませんからね。

私がはじめて葬儀の当事者になったのはずっと昔の約20年ほど前の父が亡くなった時でした。
当時は御近所や私達子供の会社関係などいろいろなつながりもあり普通の葬儀を執り行いました。
多方面からの供花や弔電や会葬者など結果的に派手な葬式となりました。

葬儀の打ち合わせや会葬者の対応や香典返しの手配など悲しんでいる暇もなく過ぎ去ったのを覚えています。
その後時間も経ち葬儀も多様な様式がでてきて大きく変わったと思います。

私の会社では最近は社員の親の葬儀などはほとんどが家族葬で執り行われて香典も受け取らないようで会葬することもほとんどなくなりました。
実は最近母が他界いたしまして葬儀を執り行うことになったのですが、父の葬儀の反省も踏まえて本当に身内だけの家族葬にすることにしました。
私達子供とその配偶者と母にとっての孫とひ孫だけの葬儀でした。

母からは葬儀社の友の会で積立をしていることを聞かされていたので、葬儀はその葬儀社にしました。
すでに積立てていた母がいろんなことを決めていたようで決められていた一式を利用することになって大変楽でした。
本当に気の知れた身内だけでしたし、まだ小さなひ孫もいたので大変なごやかで心の落ち着く葬儀を執り行うことができました。
誰に気を使う必要もなく、皆で心から母の冥福を祈り、思い出を語り合う通夜や心からのお別れができた告別式など父もこうしておくってあげれば良かったとつくづく思いました。

考えてみると父の葬儀の当時は自分達子供の会社での立場や母のご近所への手前もあり家族葬ではなく、普通の葬儀をしましたが、本来は故人との別れの儀式だと思えば別れの時間をもっと大切にすれば良かったと思います。

自分もだんだん死に近づいているわけですので、自分の時もこんな家族葬でやってほしいなあと思っています。